60代で他界した父と義父から学んだ終活の必要性
「終活」という言葉は最近では当たり前になりましたね。
でも、実際に何をするのか、わからない人も多いかもしれませんね。
実際に経験しないと「終活」の重要性はわからないかもしれません。
私もその一人でした。
私の父と義父は、60代で他界しました。
その時に「終活」って大切なんだなって心の底から感じました。
平均寿命からすると、父と義父はちょっと早すぎたかもしれません。
彼ら自身も、自分たちが60代で亡くなるとは思っていなかったようです。
でも、人生って予測できません。
明日は我が身です。
彼らは「終活」という言葉を知らない世代でした。
そのせいか、遺産や負債の整理をまったくしていませんでした。
そんな彼らの他界後の相続はとても大変でした。
母や義母は、そういう世代なのか、お金の管理は夫にまかせっきりで、夫の貯金や保険について何も知りませんでした。
そんな状況で相続が始まると、大混乱です。
母はガンを患っており手続きに走り回る体力がなく、義母は親の介護の真っ最中で、私が全てを担うことになりました。
その時に、相続手続きの大変さを身をもって感じました。
義父は退職金の半分を株に投資し、そして失敗したので、手元に残った株はたった8万円だけ。
それなのに、株の相続手続きは非常に複雑で証券会社の人とケンカ状態になり大変に苦労しました。
父に関しては、母も私も知らない借金や税金の滞納があり、病気の母の今後の生活をどうするか頭を抱えました。
相続はプラスの財産の相続ばかりではありません。
マイナスの財産の相続もあります。
相続はプラスでもマイナスでも相続する人の時間を奪います。
ましてやマイナスだと心ももっていかれます。
ちゃんとしてくれなかった父や義父に対してイライラしてムカついて「〇してやる!」「アッ、もう死んでるわい!」って一人漫才をして何度も気を紛らわせていました。
父も義父も終活をちゃんとやっておいてくれていれば、こんなトラブルも防げたかもしれません。
遺言書を書いたり、資産を整理したり、相続人に情報を伝えたり。
そういう準備があれば、相続の手続きもスムーズに進むでしょう。
終活はプラスの面だけでなく、ネガティブな側面もありますが、それを乗り越えるための大事な一歩。
終活に関する知識を深めることは、将来のためにとても重要だと思います。
私は50歳という節目に「終活」を始めることにしましたが、終活に遅いも早いもないと思います。
今日から準備を始めてみる価値があると思います。
「終活」を学びながら、「終活」を少しずつはじめようと思っています。
50歳からの生き方について情報発信もしています>>50歳からの生き方を学ぶブログ -
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