じろーが罹っている「消化器型リンパ腫」は、
食欲不振・体重減少・嘔吐・下痢などの症状が出る病気だそうです。
また、お腹を触ったときに“しこり”があることで気づくこともあるそうです。
では、じろーの場合はどうだったのかというと…。
◆異変に気づいたきっかけ
今年の1月に健康診断を受けたときには、特に異常は見つかりませんでした。
その後、目に見えて変化があったのは――
腰まわりが細くなり、背中を触ると骨のゴツゴツした感じが分かるようになった頃です。
「やけに痩せたな」と感じて病院に連れて行ったところ、病気が発覚しました。
体重は、1月の健診時には4.2kg。
病院に行ったときには3.2kgまで落ちていました。
数ヶ月で1kgの減少。猫にとっては急激な変化でした。
ちなみに...
猫の悪性リンパ腫は、中高齢の猫に最も多く発症するそうです。
特に統計的には以下のような傾向。
◆発症年齢の傾向
最も多い年齢:7〜10歳前後
平均発症年齢:8〜9歳とされることが多い
若齢猫(2歳未満)では比較的まれですが、猫白血病ウイルス(FeLV)感染猫では若齢での発症率が高いです。
高齢猫(10歳以上)でも発症しますが、FeLV陰性の猫では年齢が高いほど増える傾向があります。
◆ウイルス感染との関係
FeLV陽性猫 → 若齢(1〜3歳程度)での発症が多い
FeLV陰性猫 → 中高齢(7〜12歳程度)での発症が多い
じろーは、FeLV陰性の11歳。野良猫のため誕生日ははっきりしませんが、今年8月頃には12歳になるので発症時期として多い年齢です。
◆痩せた原因は、食欲不振?
痩せた原因は、やはり食欲不振だったのだと思います。
ただ正直なところ、「食欲が落ちた」と強く感じませんでした。
というのも――
じろーは元々、食欲旺盛なタイプではありませんでした。
・好き嫌いが多く、気に入らないと食べずにどこかへ行ってしまう
・お腹が空いていても、ごはんがなければ諦めて寝てしまう
・おやつも食べたい時しか食べない
・好きなものでも、満足すると途中で残す
こんな性格だったため「食欲が落ちている」のか「ただの好き嫌い」なのか「だたの気分」なのか判断がつきませんでした。
◆今思えば…「眠る時間が増えていた」
今になって思えば、「寝ている時間が長くなったな」と感じていました。
寝る時間が増えたことで、自今年食べる回数が減り、結果的に痩せたのかもしれません。
でも、じろーは11歳でもうすぐ12歳になるタイミング。
「シニア期だからかな」と、あまり気にしていませんでした。
◆うんちの様子
下痢はまったくありませんでした。
むしろ便秘気味だったように思います。
といっても、出ないわけではなく、コロコロした便が1〜2日出ないことがある程度。
水分不足で便が硬くなっていたようで、そんなときはウェットフードやスープ系のおやつを与えると、翌日には良い便が出ることが多かったです。
そのため、うんちの状態からは異常に気づくことはできませんでした。
血便もありませんでした。
◆嘔吐のサインを見逃していた
嘔吐は、確かに増えていたように思います。
でもその時期がちょうど換毛期(2〜3月)だったこともあり、「毛玉を吐くのはいつものこと」と、あまり気に留めていませんでした。
胃液のようなものを吐くこともありましたが、じろーは毎年春になると毛玉を吐いていたので、深刻には考えませんでした。
毛玉だけ吐く場合や早食いでフードを吐く場合は、問題はあまりないようですが、じろーは早食いではないので時間がたって未消化のフードを吐くことが多かったので、きちんち消化ができていない。つまり、消化に問題がある、ということだったのでしょう。
これももっと早くに気が付いておけばよかったと反省しています。
もし、猫ちゃんが吐く頻度が増えているようであれば、様子見をしないで病院にいくことをおススメします。
◆しこりには気づけなかった
「しこり」については、まったく分かりませんでした。
じろーはブラッシングは苦手ですが、触られるのは平気なので、よく体を撫でていました。
それでも、何か異変に気づくことはできませんでした。
今でも触ってもわかりません。
◆反省点と今やっていること
今回じろーには目立った異変がほとんどありませんでした。
でもそれを「年齢や性格、季節のせい」と思い込んでいたのが、良くなかったのだと思います。
特に反省しているのは、以下の点です。
・嘔吐を“毛玉のせい”と決めつけてしまったこと
・食べないことを“気分屋”だと思っていたこと
・体重測定を家庭でしていなかったこと
病院の健康診断では体重を測っていましたが、自宅では一度も測ったことがありませんでした。
もっと早く変化に気づけていれば…と思わずにはいられません。
◆今は週1回の体重チェックを習慣に
現在は通院のたびに病院で体重を測っていますが、じろーだけでなく同居猫のキリの健康チェックも兼ねて、自宅で週1回の体重測定を習慣にしました。
体調の変化を「目に見える数字」として把握すること。
それが、猫たちの健康を守るために私が今できる大切なことだと感じています。
◆食事の量の把握
今までは大食いではないので、食べたがった時に食べる分だけ出すということで特に計測せずにフードを出していました。そのため、食欲が減っているのか、増えているのか把握できていませんでした。
今は、どれぐらい食べているか把握するために計測し、食べた分のカロリーをノートに記載しています。
動物病院でじろーの年齢と体調であれば、1日最低150キロカロリーぐらい食べれていればよく食べている方、と言われたので、最低でも1日150キロカロリーを食べてもらうようにしています。
食欲がなさそうな時は介護用の高カロリー食なども利用して150キロカロリーになるように調整し体重が減らないようにしています(強制給仕はしていません)
好き嫌いが多いので、食べてくれる物をさがすのには苦労はしていますが...
食事量や必要カロリーは、猫ちゃんの年齢や体調、症状などによって異なるので、主治医に猫ちゃんにあわせた食事量をきくとよいと思います。
ご自身の猫ちゃんの様子にも、少しでも「ん?」と感じることがあれば、
「年齢のせいかな」「いつものことかな」と見過ごさず、
ぜひ小さな変化にも耳を傾けてあげて欲しいと思います。
また、同じ病気で闘っている猫ちゃんの「こんな症状があって病気に気が付いた」とか、じろーのようにあまり症状がなかった方も教えていただけたらうれしいです。

