終活×メルカリ:母の遺品が新たな命を受ける

先日、終活をかねて不用品をフリマアプリで販売してみませんか、というブログを書きました。


そのブログを読んでいただいたであろう方が、以前趣味で使っていた物をメルカリに出品した、というブログを読みました。


うれしかったです。



私のブログで割れた皿を出品したら金継ぎの練習に使う方の手に渡った話を書き、そのことに触れられていました。


実はこのお皿にはストーリーがあります。


出品した割れた皿は、実は私の母の遺品です。


母は料理上手でした。


そして、食器や盛り付けにもこだわりがありました。


良い食器に上手に盛り付けると美味そうに見えるし、食欲が湧く、と言っていました。


味も大切だけど料理は見た目も大事と言っていました。


私が母の手伝いをした時に適当に器を選んだり、雑に盛り付けすると怒られました。


食器を集めるの好きな母でした。


母が買う食器類はシンプルだけど少しおしゃれで使いやすいもの。


高級な物ではないけど、安っぽくなくどんな料理にも合うものばかり。


かなり大量に持っていたのですが、母より父が先に他界し、一軒家からマンションに引っ越さなければなりませんでした。


収納する場所がないため、母なりにかなり厳選した食器を残しました。


そして、母も他界。


母が残してくれた食器類はそのまま私が使っています。


結婚してからほぼ自分で買った食器はありません。


母の残した食器は使いやすいし、盛り付けやすいのです。


母に似ず私のヘタな料理もそれなりに「バエ」させてくれます。


メルカリに出品したのは、母の遺品であるその食器の中の一枚です。


私もずっと気に入って使っていたのですが、夫が洗っている最中に割ってしまいました。


カタチあるものは、いつか壊れる時がくると思っているので夫に怒ることはありませんでしたが、私が子供の頃から母が使っていたので40年かそれ以上使っていたものです。


私も愛着があったので捨てるのには忍びない。


有名な作家さんの作品というわけでもありません。


かと言って自分でリメイクする技術もありません。


私には子供がいません。


甥が一人いるのですが、母のことはほぼ記憶にありません。


男の子なので私のノスタルジーに付き合って引き継いでくれる感じではありません。


もし、順番通りに私たち夫婦が他界した時には甥に後始末をやってもらうことになります。


親の後始末でも嫌気がさすのに、叔母や叔父の後始末なんてもって面倒と思うでしょう。


甥にも生活があります。


今は元気な大学生ですが、私たちが他界する時、結婚して子育てをしているかもしれません。


仕事をバリバリしているかもしれません。


自分の親やパートナーの親を介護をしているかもしれません。


彼が病気になっているかもしれません。


彼の人生の負担になることは少しでも減らしておきたい、彼の時間を奪うことはしたくない。


それは、私が自分の親や夫の親の後始末をしたから強く思います。


物って自分には思い入れがあっても、価値があると思っていても、いくら身内であっても始末する人の思い入れがあるもの、価値のあるものになるとは限りません。


換金して高値がつく物ではない限り、自分の宝物は、自分以外の人からみたらただのゴミでしかないことも多々あるのです。


いくら私に思い入れがあっても母を知らない甥にしたらただの割れた皿。


つまりゴミです。


負担をかけないためにも始末した方がよい、と思いました。


その方がブログで書かれていたのですが「彼岸までは持って行けない」のです。


ですが、捨てることは簡単ですが、葛藤の日々の中、誰かの役にたてれば、と思い思い切ってメルカリに出品したのです。


買い取り店は個人の感情や想いまでは汲んでくれません。


どんな思い入れがあっても安く買い叩かれます。


ですが、出品する際にその旨書いて出品したところ値下げ交渉もなく購入していただきました。


「金継ぎはまだ練習中で上手ではないけど、金継ぎしてお母さまのお皿を大切に使わせてもらいます」とご連絡いただけました。


実際には母のお皿がどうなっているかはわかりません。


ですが、ゴミにする後ろめたさ、さびしさより、どこかで使われていると思うと少し心が楽になります。


思い入れはあるけど、手元にあっても仕方ない物などが皆さんもあるかと思います。


詐欺や転売などもけっしてないないわけではないフリマアプリですが、そんな風によく活用することもできます。




人生の先輩方に聞きたい。50代にやっておいた方がいいこと

ムラゴンブログをはじめて数週間の新参者です。


色々の方のブログを読み歩いており楽しんでいます。


私(50歳)より人生の先輩方が多く発信されているいるなぁ、と感じました。


私のまわりの同年代かそれ以上の人は、機械音痴が多く、ブログをやっている人がおらず、SNSすら苦手意識があってやっていない人も多いので、すごいなぁ、と思って感心しています。


そこで、先輩方に質問があります。


50代のうちにコレはやっておけ!ってことありますか?


50代のときにやっておいてよかったこと。


50代のときにやっておけばよかったこと。


どちらでもよいですし、日常の些細な事から大きなことまで、なんでもよいです。


コメント欄に書いていただけたらうれしいです。



生き方の参考にぜひさせてください。


よろしくお願いします。

「終わり」を意識して生きる

終わりを意識して生きていますか?


終わりという概念は、私たちの生活に深く根ざしています。


歳をとるにつれて、命の終わり人生の終わりについて考えることが増えるのは当然のことでしょう。


でも、それだけではありません。


学校や仕事、人間関係など、卒業や定年など日常生活の中でのさまざまな終わりあります。


終わりは時には自然な流れで、時には突然やってくるものです。


やりきって終わったこと、自分の意に反して終わったこと、自然に終わったこと、楽しかったこと、苦しかったこと...


みなさんの人生の中でも様々な終わを経験しているのではないでしょうか?




終わりを意識して生きてみましょう。


嫌なことも辛いこともいつか終わりがきます。


その反面、楽しいこともうれしいこともいつか終わりがきます。


何においても終わりがあるということは、今の瞬間を大切にすること大切な人や大切な経験との時間を大切に過ごすこと、につながっていきます。


生活の中での終わりがいつ訪れるかはわかりません。


その終わりに向けて、今日できることを精一杯やっていく


過去や未来ではなく、今この瞬間に全力で生きる


その姿勢が、私たちの人生に深い意味を与えてくれるでしょう。